5年ぶりのキリンカップ開幕
サッカーのキリンカップが5年ぶりに開催されました。
今回からはレギュレーションが変更になり、これまでは3チームによるリーグ戦方式だったのが4チームによるトーナメント方式になりました。
今回招待されたのはボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマーク、ブルガリア、の3か国。6月に欧州で開催されるEURO2016の予選敗退国の中から、なかなかの強豪をチョイスできたなという印象です。
先日はその準決勝が行われました。私個人は日本戦よりも招待国同士の試合の方が興味がありまして、ボスニア・ヘルツェゴビナ×デンマーク戦を視聴。非常に見応えのある試合でした。
事前情報でボスニア・ヘルツェゴビナの監督が選手の疲労を考慮して来日メンバーを結構落とすのでは、という話も出ていてそこが気掛かりでしたが、スター選手のピアニッチやジェコは欠場だったもののメドゥニャニンやコラシナツなどの主力選手はしっかり出場しました。対するデンマークはケアーやエリクセンなど主力をしっかり揃えてきました。
前半はデンマークが押す展開で、アイデアのある攻撃やルーズボールへの良い反応もあって2点を先行。しかし、後半はボスニア・ヘルツェゴビナが選手交代で流れを198cmのFWジュリッチがジェコがいなくても俺がいると言わんばかりの2得点の活躍。またブラニェシュから提供される質の高いクロスも非常に効いていました。退場者を出して10人になってから2点目を奪った点も素晴らしかったですね。
そんな熱戦はPK戦までもつれ込み 4 - 3 でボスニア・ヘルツェゴビナが勝利しました。
そして夜に行われたに日本×ブルガリアの1戦は、日本の攻撃陣が爆発して 7 - 2 という野球のようなスコア。途中大量リードの甘さを突かれて2点を奪われた点については課題点として残りましたが、本田選手抜きでこの内容を見せた攻撃面は文句なしでしょう。
決勝は日本×ボスニア・ヘルツェゴビナ。互いの攻撃力のぶつかり合いは大きな魅力です。また、ボスニア・ヘルツェゴビナは劣勢の中でもデンマークの守備の隙を見抜いてしっかり得点に繋げた勝負強さがあります。日本はブルガリア戦で出たそういった隙を修正していけるかもポイントになるでしょう。